今年から始まった、資産形成には欠かせないみなさんご存知の神制度「新NISA」。
果たして、周りの人が月々何の商品を運用に回しているのか気になりませんか?私も気になって眠れないような気がするけど眠れた日々でした。
そんな気になる運用額を今回は、金融庁のデータを元にご紹介します。
新NISAとは?
そもそも新NISAってなんでしょう。「そんなこと分かってるよ」という方も大勢いらっしゃると思いますので、そんな方はここは飛ばして本題をご覧ください。
新NISA(ニーサ)とは、2024年から開始された少額投資非課税制度で、投資で得た利益にかかる税金が0円になるまさに神な制度です。
旧NISAから進化した点は
- 非課税期間が無期限化され、制度が恒久化
- つみたて投資枠と成長投資枠が併用可能
- 年間投資上限額が拡大され、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円、合計で360万円まで投資可能
- 口座開設期間が恒久化され、いつでも口座開設が可能
新NISAの最大のメリットは、投資で得られた運用益・配当金・分配金が一生涯非課税になることです。一方、デメリットとしては、次のような点があります。
- 短期で引出す予定のお金の運用には向かない
- 「損益通算」や「繰越控除」ができない
- 海外に引っ越すと継続できない金融機関が多い
さらに詳しく制度を知りたい方はこちら(←金融庁ホームページ)をご覧ください。
みんな新NISAでどんな種類の商品を買ってるの?
NISA利用者がいくら新NISA運用しているのかを見る前に、どんな商品を買っているのかを見ていきましょう。
まずは、成長投資枠とつみたて投資枠それぞれどれほど運用されているのかデータを見てみましょう。
金額 | |
NISA枠合計 | 6兆1791億円 |
成長投資枠 | 5兆1355億円 |
つみたて投資枠 | 1兆0436億円 |
このデータを見ると、ほとんどが成長投資枠で運用しているようですが、おそらく成長投資枠であれば一括投資ができるため、この差が生まれているものだと思われます。
そして、この内訳は
- 上場株式 40%
- 投資信託 57%
- E T F 2%
- R E I T 1%
です。(金融庁調べ)
個人的には、多数のメディアが全世界やS&P500に連動する投資商品を推すことから、圧倒的に投資信託が多く、次点でETFと想像していましたが、上場株式が40%であることに驚愕しました。
株主優待株式や高配当株式が人気ということでしょうか。
月々のNISA投資額の平均は?
調査会社・銀行によって算出された額にばらつきはありますが、およその
積立投資の平均額は40,003円
でした。
また、年代別の平均積立額の算出データもあり、セゾン投信の調査によると
年代によってのNISA口座での平均積立額は下記の通り
年代 | 平均積立額(NISA口座のみ) |
---|---|
10代 | 27,398円 |
20代 | 33,561円 |
30代 | 43,872円 |
40代 | 46,504円 |
50代 | 57,894円 |
60代 | 74,205円 |
70代以上 | 74,257円 |
まとめ
いかがだったでしょうか?
NISA制度上の上限や平均積立額にとらわれず、自分にとって無理のない金額で「できる限り長く続けること」が大切です。
運用期間が長ければ長いほど、複利効果も狙いやすくなり、資産のさらなる成長が期待できます。
もし目標金額に届かないうちに、値下がり時などに不安になって資産を手放して(売却して)しまうと、その時点で損を確定することになります。
コツコツつみたてを継続していければ最高ですね。
別記事では、NISAの月々の積立額最適解について解説します。
それでは、ご覧くださりありがとうございました。
コメント