こんにちは。
私は地方で働く30代の事務系会社員です。
結婚して子どもが二人います。
職場は安定していて、毎月の給料も決まっており、残業も多くはありません。
けれど、どこか息苦しさのようなものを感じながら日々を過ごしていました。
この記事では、私が副業を始めた理由、実際にやってみて感じたこと、そしてその過程で見えてきた気づきを、等身大の言葉で綴ってみようと思います。
安定しているのに、何かが足りない日々
会社員として働いていて、不満がないわけではありません。
むしろ、世間的には「安定しているね」と言われるような環境です。
それでも、ある時から「このままでいいのかな」という思いが頭をよぎるようになりました。
- 毎日、同じようなルーチンワーク
- 上司や先輩の顔色をうかがいながらの仕事
- 10年働いても、給料はほとんど横ばい
- 評価は年功序列で、頑張りが直接報われることは少ない
そんな毎日に、少しずつ「閉塞感」を感じるようになっていました。
家族が増えたことで変わった「お金」と「将来」の感覚
独身の頃はそれでも良かったんです。
でも、結婚して子どもが生まれると、考え方は一変しました。
家計のこと、子どもの教育資金、自分たちの老後…。
目の前の生活だけではなく、10年後、20年後を見据えた備えが必要になってきました。
月々の手取りは20万円台前半。
保育料、住宅ローン、光熱費、食費、そして予期せぬ支出。
ボーナスもあるとはいえ、気づけば貯金はなかなか増えません。
「もし急な出費があったら…」
「子どもが大学に行きたいと言ったら…」
「自分や家族に万が一のことが起きたら…」
そんな不安が、日を追うごとに大きくなっていきました。
副業に興味を持ったきっかけ
転機は、子どもの保育園で出会った同じ年のパパ友との会話でした。
その人は平日は会社員、週末は趣味で始めたハンドメイド販売を副業として続けているとのこと。
「え?副業って、普通の人でもできるの?」
その時は本当に驚きました。
それからというもの、空いた時間でネット検索をするようになりました。
「副業 始め方」「地方 会社員 副業」「30代 会社員 収入増やす方法」
調べれば調べるほど、小さく始められる副業がたくさんあることに気づきました。
私が選んだ副業のかたち
さまざまな情報を見て、最終的に選んだのはブログとライティング(在宅ワーク)です。
理由はシンプルでした。
- 初期費用がほとんどかからない
- 顔出しや本名公開が不要
- スキルがなくても始められる
- 自分の経験や考えを活かせる
まずはWordPressを使って、自分でブログを立ち上げました。
平日の夜、子どもを寝かしつけた後の1〜2時間が執筆時間。
書くネタも「日常のちょっとした気づき」や「節約術」など、身近なテーマから始めました。
初めて収益が出た日のこと
3ヶ月ほど経った頃、Googleアドセンスの審査に通りました。
そこから広告収入が発生するようになり、最初は1日数円。
それでも、「自分で生み出したお金」には、思った以上の重みがありました。
同時に、クラウドソーシングサイトに登録し、ライティング案件にも応募。
こちらも最初は文字単価0.3円と低単価でしたが、依頼主から「またお願いします」と言ってもらえたときの嬉しさは今でも覚えています。
副業を通じて感じた3つの大きな変化
副業を始めて得られたものは、決して「お金」だけではありませんでした。
①「会社だけが人生じゃない」と思えるようになった
副業を通じて、「もし今の会社を辞めたとしても、何かしら自分で稼げる」という安心感が持てるようになりました。
これは、精神的なゆとりにもつながっています。
② 自分の得意なことに気づけた
これまで文章を書く機会はほとんどありませんでしたが、
ブログやライティングを通じて「意外と好きかも」と感じられたのは、自分の中では大きな発見でした。
③ 家族との会話が増えた
副業を始めた当初は、妻に「また何か始めたの?」と苦笑されることもありました。
でも少しずつ成果が見えてくると、自然と応援してくれるようになりました。
家計以外の前向きな会話が増えたのは予想外の変化でした。
大変なこともあったけれど
もちろん、順風満帆だったわけではありません。
- ブログのアクセスが全然増えない
- ライティングで何度も修正を求められる
- 本業が忙しい時期は手が回らない
何度か「もうやめようかな」と思ったこともあります。
でも、そんな時は「今を変えたいと思った気持ち」を思い出すようにしました。
続けるコツは「完璧を目指さないこと」
副業を続けていく中で大切だと感じたのは、「毎日じゃなくていいから、やめないこと」です。
- 疲れた日は思い切って休む
- 書けないときは、メモだけでも残す
- 比較するなら、他人じゃなく「昨日の自分」と
この「ゆるく続ける」スタイルが、自分には一番合っていました。
副業は、人生の保険になる
今、私は本業を続けながら、副業もゆるく継続中です。
収入は月に数千円から1万円程度。でも、「収入源が1つじゃない」という事実が、これほど心強いとは思っていませんでした。
副業は、「会社を辞めたい人の逃げ道」ではなく、
「会社にしがみつかないための選択肢」だと、今はそう思っています。
まとめ:小さな一歩が、未来を変える
もし今の生活に少しでも不安や不満を感じているなら、
まずは小さく動いてみることをおすすめします。
- スマホで副業を調べてみる
- 興味のあるテーマをノートに書き出す
- 副業ブログを読む
どれも今日からできます。
小さな一歩が、未来を変える最初のきっかけになるはずです。
私はこれからも、自分なりのペースで副業を続けていくつもりです。
そしていつか、もっと自由な働き方ができるようになることを目指しています。
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