「プリウスって燃費が良いからお得なんでしょ?」「維持費はどのくらいかかるの?」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、今回は実際にプリウスを所有している筆者が、リアルな維持費をもとに、家計への影響をシミュレーションします。
ガソリン代や保険料、車検、税金など、車にかかる支出は意外と多く、マイカーの費用は“見えにくい家計の落とし穴”とも言われます。
この記事では、プリウスを例に具体的なコストを年間ベースで算出し、「本当にお得なのか?」を数字で検証。他の車種との比較や、家計を圧迫しない所有のコツも紹介します。
1. プリウスの年間維持費は?内訳と計算式
まずは、プリウスを維持するために実際にかかっているコストを整理してみましょう。以下は、筆者の家庭で保有しているプリウス(中古購入・5年保有予定)の年間想定コストです。
項目 | 年間コスト | 備考 |
---|---|---|
ガソリン代 | 96,000円 | 月8,000円×12ヶ月 |
自動車保険 | 80,000円 | 車両保険なし |
自動車税 | 34,500円 | 排気量1.8L前後(参考値) |
車検費用 | 60,000円 | 2年ごと→1年換算 |
メンテナンス(オイル・タイヤなど) | 30,000円 | 平均的な消耗品 |
駐車場代 | 0円 | ※自宅ありのため不要 |
合計 | 約30万円/年 |
このように、プリウスの年間維持費はおおよそ30万円。月にすると約25,000円の負担となります。
2. 購入費用を5年で割ると?本体価格の負担
筆者がプリウスを購入した金額は166万円。保有期間を5年と想定すると、単純計算で
166万円 ÷ 5年 = 年間332,000円
維持費に加え、購入費用を均等化した場合、
- 年間維持費:約30万円
- 購入費分(年換算):約33万円
合計:約63万円/年(=月5.2万円)
つまり、プリウス1台を所有するということは、家計に対して月5万円以上の固定支出があることを意味します。
3. 他車種と比較してどうなのか?
では、他の車と比べてプリウスは高いのか?という疑問に答えるため、筆者が過去に所有していた車との比較もしてみましょう。
車種 | 購入額 | 年間維持費 | 年間総コスト(目安) |
---|---|---|---|
プリウス | 166万円 | 30万円 | 約63万円 |
RAV4 | 350万円 | 40万円 | 約110万円 |
ルークス(軽) | 150万円 | 25万円 | 約55万円 |
オデッセイ | 320万円 | 45万円 | 約110万円 |
この比較からも、プリウスは「中間コスト帯」であり、軽自動車よりは高く、RAV4などの大型SUVよりは安価という位置づけが明確です。
4. 家計に合う車選びとは?判断のポイント
「プリウスは本当に我が家に合っているのか?」と考えるとき、以下のポイントで判断するとよいでしょう。
- 走行距離が月500km以上なら、燃費の良さが活きる
- 都市部で駐車場代が高い場合は、軽やカーシェアも検討を
- 子育て家庭・長距離通勤なら、プリウスは実用的
- 購入時のローン負担が重ければ、総コスト増に注意
特にファミリー世帯では、「車はただの移動手段」ではなく、保育園の送迎・買い出し・実家との行き来など、生活の基盤となります。
5. まとめ:プリウスの維持費は“ちょうどいい”バランス
結論として、プリウスの維持費は
- 燃費の良さでガソリン代が抑えられる
- 自動車税・保険料も中庸レベル
- 軽自動車よりは高いが、ファミリー向けとしては現実的
筆者の家庭では、プリウスのコストを正確に把握することで、他の支出とのバランスを取り、無理なく維持できるラインを見極めています。
「何となく」で車を買うと、後々家計を圧迫する原因にもなります。プリウスを検討中の方は、今回のシミュレーションをぜひ参考にしてください。
自分にとっての「必要な車」を見極めることが、賢い家計管理の第一歩です。
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