20代で安心できる貯金額はいくらなのか気になりませんか?私は気になりすぎて夜しか眠れませんでした。そんな気になる疑問を今回は、さまざまなデータからご紹介しようと思います。私が実際に1000万円貯金したコツもご紹介するので、参考にしてください。
2024年9月21日
みんなはいくら貯金している?
「他人の貯金は気にするな」とはよく聞きますが、気になるもの気になりますよね。そこで、まずは20代の貯金額データを見てみましょう。
20代の平均貯金額は307万円
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] (令和4年)」によると、20代における金融資産保有額の平均額は「307万円」でした。
307万円はあくまでも「平均」です。20代は学生から社会人10年目を超える人までおり、収入の差も激しい年代でもあるので、平均はほんの参考程度の数字でしょう。
また、平均と並べてよくみられるデータ「中央値」はどうでしょうか。「中央値」とは、数値を小さい方から順に並べたときに真ん中に位置する値です。 平均値と異なり、ちょうど真ん中の値を中央値とするため、極端な値(外れ値)の影響を受けない特徴があります。
同調査によると、20代の貯蓄中央値は「110万円」でした。つまり貯蓄110万円を超えていれば20代の上位50%以上と言えるでしょう。
(データ出典:金融広報中央委員会「知るぽると」)
20代の貯蓄額 100万円未満は39%
20代の貯蓄額の内訳を見てみると、貯蓄100万円未満が最も多く全体の39%、続いて多いのが100万円から200万円で19.8%、200万円から300万円で11%と、貯蓄額が少ないほどその割合は多い傾向にあります。
因みに、貯蓄1000万円を超える割合は4%。結構いるんですね。
20代で安心できる貯金額は?
みんなの貯金額を確認できたところで、本題の20代でいくら貯蓄できれば安心できるのかについて考えてみましょう。
結論!生活費の半年分を貯蓄しよう!
そもそも、安心できる貯金額とは具体的に何でしょうか。これは、「何かあった時(病気や怪我)に何とか生活できる貯金額」のことだと思うのです。いわゆる生活防衛資金です。
それでは、この生活防衛資金はいくらあれば安心でしょうか。現実的には、生活防衛資金とは、3〜6ヶ月分を目安とするとのことですので、生活費半年分があれば安心ラインですね。
具体的な金額になると、人それぞれに一ヶ月あたりの生活費が違うので、それぞれ自身の生活費を当てはめて考えると良いかと思います。我が家の例ですと、20代夫婦・子2人の4人世帯で一ヶ月あたりの生活費は約25万円ですので、その6ヶ月分で150万が安心できる貯蓄額といえます。
20代で1000万円貯めた 貯蓄のコツ
20代が安心できる貯蓄額がある程度わかったところで、その貯蓄額に少しでも近づけるよう、20代貯蓄1000万円を突破した私の、貯蓄のコツをいくつかご紹介したいと思います。
支出を把握する→家計簿管理
貯金ができないという20代の人の中には、「給料をあるだけ使う」という人も多く、何にいくら使っているか把握していない場合が多いです。
このような方がいらっしゃれば、まずは現在の支出を把握するために家計簿をつけてみましょう。支出の見える化ができれば自ずと節約するべき項目が見えてくるはずです。
最近はアプリでも手軽に家計簿をつけられるので、手軽に始められるでしょう。また、夫婦であれば共有クレジットカードなどで支出を把握する方法などもあります。
固定費の見直し
上記家計管理で見える化した、支出のうち固定費を見直すことはとても重要です。固定費は、必ず使うお金ですからここを節約できれば総体的な支出が減るはずです。
私が、実際に見直した固定費は
- スマホを大手キャリアから格安スマホに乗り換える
- 家賃の値引き交渉や安い物件への引越し
- ガス・電気などの契約会社の見直し
などです。固定費の見直しは、一度行えば長期間にわたって節約効果が見込めるのが大きなメリットなので、ぜひチャレンジしてみましょう。
先取り貯金をする
着実に貯金するなら先取り貯蓄が間違いない。先の家計管理ができていれば、生活費以外の余剰収入が把握できるので、その金額を入金の段階で先取り貯蓄用の別口座に入れることで、無駄な出費を減らすことができます。もちろん、先取り貯蓄用口座に手を出さない鉄の意思も必要です。
先取り貯蓄のおおよその目安としては、手取り収入の15%~20%、手取り月収20万円なら2万円前後であれば無理なく貯蓄ができそうですね。無理のない貯金が継続できるコツです。
資産運用をする
資産を増やすスピードを上げるには、運用は必須です。貯蓄が貯まってきたら資産運用でお金にも働いてもらいましょう。20代である程度貯金ができてきたら、特にNISA(少額投資非課税制度)を使えば、金融商品の運用益が非課税になるため、さらに効率的な運用が可能です。(資産運用に関しては、今後も詳しくお伝えできればと考えておりますので、記事が完成したらどうぞご確認ください。)
ただし、損失を被るリスクがあるため、あくまで生活防衛資金を確保したうえで最初は少額の投資から始めましょう。毎月1,000円から始められる積立投信もありますので、自身の貯蓄計画に合わせて検討してみましょう。
まとめ
ここまで、20代で貯金がいくらあれば安心なのかというテーマでご説明しましたが、「安心」は「人それぞれ」です。それぞれの趣味があり、生活があり、仕事があるからですね。
ただ一つ言えるのは、貯蓄はあるに越したことはないということです。すぐに、大金を貯蓄できなくても、日々1万円づつでも、貯金を始めるのが第一歩です。まずは、やれることをやっていきましょう。
一人暮らしや結婚、出産など重要なライフイベントの予定があるなら、ある程度まとまった金額は必要でしょう。
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